Movie『DEATH NOTE』(前編)
夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)は名門大学で法律を学ぶ大学生。
刑事である父(鹿賀丈史)をもち、月自身も警視庁のキャリアをめざしている。
そんな月がある日、死神・リューク(声・中村獅童)が落としておいた「DEATH NOTE」を拾う。
法による正義に限界を感じていた月は、名前を書かれた人間が死ぬというそのノートを、理想の世界を築きあげるために使う決意をする。
月によって裁かれる犯罪者たち…。
人々はひそかに「KIRA=キラ」と名づけ、裁きを与える人物に注目し始める。
一方で、続く不審死を捜査するため、L(松山ケンイチ)が警視庁に送られてきた。
藤原竜也の主演が決まり、急いで漫画喫茶に行き(笑)、とりあえず6巻だけ読んで映画に臨んだ。
原作を読んでまず受けた印象は、主人公の月役は誰にでもできる役ではないということ。
実際に映画を見たら、原作ではあった脳内台詞がほとんどなくさらに難しい役になっていた。
しかもやり取りがいちばん多いリュークがCGなので、リュークとのシーンはひとり芝居を余儀なくされたよう。
原作を好きな人には、藤原竜也が月のイメージが合うとか合わないとかいろいろ意見があるだろうけれど、この役をやりこなせる若手はそうそういない。
藤原竜也で正解だったと思う。
彼がノートに書く文字が、勉強をたくさんして文字を書きなれているようには見えないのは、まあご愛敬ということで…(苦笑)。
月のライバル・L役の松山ケンイチのことはあまり知らなかったんだけれど、原作のLを研究して雰囲気をよく出していたと思う。
月のお父さん・夜神総一郎役の鹿賀丈史は、原作を読んだときはちょっとイメージが違うかなぁという印象をもった。
でも、画面の中で藤原竜也と並ぶと、ふたりとも舞台を中心に活躍している人なので、芝居のにおいみたいなものが似ている。
背が高いのが共通しているだけで雰囲気は異なるのに、底にあるものが似ているから、親子にしてしまうのは悪くない選択だった。
映画全体としては、原作の雰囲気を生かしつつオリジナルのストーリーをつくることで、原作を読んでいてもミステリー的要素を楽しめたのが、私としては高評価。
原作を追体験するだけじゃつまらない。
多少はそこに驚きがないと。
月とLが初めて対峙するシーンの藤原竜也の表情がとくに良く、数か月あいて上映される後編への期待感が高まった。
おそらく、前編よりも後編のほうがさらに原作とは違った展開になるだろうから、ここからが映画班の腕の見せどころ。
秀作か駄作か?
後編を楽しみに待ちたい。
その前に原作を読んでおかなければ。
(漫画喫茶で読むには字が多いから、買っちゃおうかなぁ…)



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